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花別種まき育苗方法(クリサンセマム・ノースポール)

 クリサンセマム・ノースポールとは?

花の特徴     初心者には・・
花の大きさは約3cm。草丈は約20cm。
白い花弁に黄色い花芯の花がまるでカーペットのように早春から初夏まで咲き続けます。
寄せ植えや花壇の前景などに利用される春花壇の定番植物の一つです。 種は左写真のような形で、大きさはごま塩のゴマくらいです。
花壇やプランターにノースポールだけ植えても綺麗ですが、早春から花を付けるので、パンジーやビオラ、ハボタンなどとの寄せ植えにも利用されています。



 まき時

発芽適温は15〜20℃です。寒い地域で春まき、暖かい地域では秋まきが一般的です。 少し発芽温度が低いので、暖かい地域では、初心者は早まきはさけた方がいいかも知れません。



 まきかた

ノースポールは平鉢、箱、プラグトレー(セルトレー)、ピートバンなど、何にでもまけますが、ここでは平鉢とプラグトレーを紹介します。

上写真は「サカタのタネ」の「ノースポール」です。約115粒の種が入っています。
左はノースポールの絵袋表面、右は裏面の育て方の記載です。

     
@平鉢へのまきかた
平鉢へのまきかたですが、いちごパックやペットボトルなど、土が3cmほど入るものなら何でもまきかたは同じです。
いちごパックなどには底に先がとがったものであらかじめ排水用(吸水用)の穴をあけておきます。
右写真の上はコンビニ冷麺カップ、下はペットボトルです。
@ 左はコンビニの冷麺の容器です。
容器のふたは後ほど底面給水に使います。
まず、容器の底に千枚通しなどで小さな穴をあけます。
穴の間隔は1cm程度で充分です。
A 土を3〜4cm入れます。土は右のような種まき用の土が最適です。 ホームセンターや百均で入手できます。 右写真の用土は百均で購入しました。
B 種が重ならないようにばらまきします。
この容器にまけるのは、せいぜい50個くらいだと思います。
ノースポールの発芽には光が必要です。種袋には「土かけはごく薄く、種がかくれる程度」となっています。 簡単な方法は、種をまき終わったら、容器の縁をトントンと軽く叩きます。 これで土をかけなくても大丈夫ですし、種も落ち着きます。
B 水やりは最初スプレーで行います。最初から底面給水でもいいですが、最初はなかなか水が土の表面まであがってこないので、土が風に飛ばされます。 表面を落ち着かせるためにも最初はスプレーをオススメします。発芽までは乾かさないように管理します。 写真は容器のふたを受け皿にして水を張り、底面給水しています。

これで、ノースポールの平鉢への種まきはおしまいです。
日陰の涼しい場所で、土を乾かさないように発芽を待ちます。
うっかり土を乾かさないためにも、受け皿に少し水を張ってその中に容器を入れる底面給水がオススメです。 次はプラグトレー(セルトレー)へのまきかたです。

Aプラグトレー(セルトレー)へのまきかた
プラグトレー(セルトレー)とは小さな四角すいや円すいのポットが連なった育苗トレイの一種です。
右写真のものは、約3cm四方の穴が128個のものです。
ホームセンターや園芸店で入手できます。
@ プラグトレーに土を入れます。
プラグトレーの場合も上の平鉢と同じで、種まき専用の土が最適です。 私はプラグトレーの下にビニールシートを敷いて土をドバーっと乗せ、余分な土を払いのけます。 払いのけた土は覆土用に使います。
A 各マスの土を指で1mmほど押し下げます。
別のプラグトレーがあれば、右図のように上にのせて少し押し下げれば一発で作業完了です。 ここに一粒ずつ種をまきます。
これが結構面倒くさいので、2〜3粒ずつまいて発芽後に間引いてもOKです。 まき終わったら、1mmほど(種がかくれる程度にパラパラと)土をかけます。
B プラグトレーはスプレーで水やりをします。 写真のような蓄圧式のものが楽ですがなければ霧吹きで十分です。(ちょっと疲れますが。) プラグトレー用の底面給水の受け皿も販売されています。 それがあれば発芽までの管理はうんと楽になります。
発芽するまでは土を乾かさないように管理します。
ノースポールは発芽適温が少し低いので、プラグトレーは発芽までは日陰の涼しい場所で管理します。 私の場合は発芽までは家の北側の涼しい場所で、朝夕たっぷりと噴霧器で水やりして管理しました。

 移植(鉢あげ)

 発芽した姿
@ 一週間前後で発芽が始まります。
発芽後は底面給水をやめ、日当たりの涼しい場所で水やりを控えて管理します。 一週間に一度ほど液体肥料を施します。 平鉢に種まきしたものは、本葉が出る頃、2〜3cm間隔になるように間引きします。 間引きした苗も別の容器に植えておくと育ちます。


A

本葉が2〜4枚くらいになると、移植の適期です。
左:プラグトレー
右:平鉢

私の植え替え方法は、下の写真で
@植え替え用土を用意します。写真の物は20L入りです。 これで、9cmポット約80個できます。
Aビニールシートに土をあけ、元肥の化成肥料を混ぜ込みます。
  写真のシートは4隅のボタンを留めると袋状になります。
  土を混ぜたりゴミを集めたり非常に便利です。
B植え替える苗の数だけポットに土を詰めます。余った土は商品袋に返します。
Cポットの中央にプラグの大きさに指で穴を開け、苗を植えます。
 平鉢の場合は、なるべく根を傷めないように一本づつに分けて移植します。


Dできあがり。たっぷり水やりを。
プラグトレーから苗を抜くときは、プラグの側面を少しつまみながら抜くと抜きやすいです。 あまり強く押すと割れてしまいます。私も時々割っちゃいます。

 定植

やがて本葉がポリポットいっぱいに広がったら定植の適期です。
ノースポールは寒さには強いですが、定植は厳しい寒さが来る前には終わらせます。



一般的な60cmのプランターには
3〜5本
鉢植えは
15cm鉢に1本
花壇には右のように千鳥植えで。
間隔は約20cmで定植します。

鑑賞期間が長いので、プランターや鉢、植え付け場所に十分に元肥をすきこんでから定植します。
週に一度は水やりの代わりに薄めた液体肥料を与えます。

小さな花壇に密植 チューリップ、パンジーと
寄せ植え
ムルチコーレ(前列黄色)と

 定植後の管理

水やり
水やりはやや控えめにし、根張りのよいしっかりした株に育てます。土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。
肥料
定植時に緩効性の肥料(ゆっくりときくタイプの肥料)をすきこみます。 花期が長いので、肥料を切らさないように1週間に1回は薄めた液体肥料を与えます。
花後の管理
開花時期には花がわくように咲きます。枯れた花は花茎ごと切り取ります。
病害虫
春、気温が上昇するとともに、アブラムシが発生します。 アブラムシは新芽やつぼみについて植物の水分を吸ってしまう害虫です。見つけ次第、殺虫剤で駆除します。

 その他

摘心(ピンチ)
摘心とは頂芽をみとり、を止めることで、果樹の側枝を伸ばすときや、植物の脇芽を成長させるために行う作業です。
ノースポールは本葉6〜8枚の苗の頃に芽先を摘み取ると、下の方から数本の茎が伸び、こんもりとバランスよく茂ります。
本葉6〜8枚の頃、頂部をつむと脇芽が成長しこんもりとなる
さし芽
ノースポールはさし芽で簡単に増やすことが出来ます。
さし芽の方法(写真はマーガレットですが方法は同じです。)

花のついていない若枝を6〜7cm切り、下半分の葉を取り、切り口を斜めにカットします。(写真左)
2〜3時間くらい水揚げします。
(写真右)

十分に吸水した挿し芽の土や赤玉土に(写真左)2cmほどさします。 底面吸水で管理すると、2週間くらいで根付きます。 (写真右)

こぼれ種
ノースポールはこぼれ種でよく発芽します。前シーズンに庭植えすると、必ずと言っていいほどまわりに芽が出ます。 わが家では毎年庭のあちこちで発芽した苗をポリポットで育苗して定植しています。 おかげで、ノースポールの種まきは、もう何年も行っていません。
プランターなどのコンテナで育てられる方は、花期が終わる頃、種を採種すれば、翌シーズンに種まきができます。 ノースポールはパンジーと違って、必ず親と同じ花が咲きますから。
わ が 家 の こ ぼ れ 種 の ノ ー ス ポ ー ル
双葉の頃は何の芽だかわかりません。(私には・・・) 本葉が出ると、本葉の根元に段が出てきます。 本葉の成長と共に段も前にせり出てきます。
3枚目以降の本葉は、ノースポール特有の葉の形をしています。
赤線内:双葉
黄線内:1,2枚目の本葉
青線内:3枚目以降の本葉
画像クリックで線が消えます。マウスを離すと戻ります。
春の花後、6月〜7月頃に発芽してくる種もありますが、わが家では(岡山県南部)たいてい夏の暑さで枯れてしまいます。 わが家では9月以降に発芽した苗を育苗しています。
クリサンセマム・ノースポールの種(YAHOO! ショッピング)


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